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谷津矢車の新刊発売中止に! 改ざんしたのは誰?理由は?謎ですね! [ニュース]

今日(12月25日)発売予定だった谷津矢車(やつやぐるま)氏の新刊本
角川文庫『からくり同心 景 黒い好敵手』が
発売中止になったというニュースがありましたね。

私は失礼ながら谷津矢車氏のことも著作のことも知らなかったのですが
本は結構好きなので「どういうこと!?」と思い調べてみました。


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改ざんしたのは編集者だった


これはニュースや著者のブログ、twitter、
KADOKAWAからのお詫びにも書いてある通り、

谷津矢車氏の担当編集者が氏の原稿をチェックした際に
文字の間違いや言い回しの間違いなどを直す
というレベルではなく

文章そのもの、キャラクターの肝であるセリフまでも変えてしまった
という前代未聞の編集者という立場を逸脱した行為に及んだということだったらしいです。

これには作家も頭を抱えてしまいますよね。
谷津氏のいうように編集者と作家というのはいわば二人三脚の部分があり、
編集者が作家に対して結構ものを申すものだというのはうなづけます。
だから、優れた編集者はいい作家を見つけ出すんですよね。

特に作家が新人の頃は編集者にいろいろここをこうしたほうがいいとか
変えたほうがいいと言われると割とすんなり変えていく人もいるとか。

谷津矢車氏はまだ若い作家です。
1986年生まれの29歳。
デビュー作は「洛中洛外画狂伝 狩野永徳」で2013年に刊行されています。
デビュー前の作品『蒲生の記』で第18回歴史群像大賞優秀賞を受賞しました。
2012年のことです。

今回問題になった
『からくり同心』シリーズからKADOKAWAの出版になっていて
それまでは学研、幻冬舎、実業之日本社が主な版元ですね。

谷津矢車氏とKADOKAWAは
今回発覚した「からくり同心 景 黒い好敵手」での無断改ざんは
同じく第1巻の「からくり同心 景」にも見受けられるということで
こちらも回収と。

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でもなんのために谷津矢車氏の著作を改ざんしたのか?


これは本人(編集者)に聞いてみないとなんとも言えないですが
考えられることとして
1. 文章があまりにもおかしかった(下手って言ってる?)
2. 内容の流れとしてどうしてもそうしたかった(起承転結的に?)
3. 若造だと思ってなめてた(といってもすでに10冊近く書いてたけど?)
4. 自分ならこうするという自我意識が強かった(抗えない衝動ですか?)

これらは管理人が勝手な妄想で書いているので全く本筋ではありません。
おそらくこのどれにも当てはまらないと思いますが。

あと、気になるのは
もう一冊KADOKAWAから出版された
『柳生剣法帖 ふたり十兵衛』(2015年9月)がどうなってるかですかね。

これではこれからKADOKAWAで本を出版しようと
考えるすべての作家は安心して編集まかせられないですよね。

作家は作家、
編集者はあくまでもサポートなんだと思うんですよね。

お互い出しゃばってはいいものはできません。

これからはこのような事件が起こらないことを祈ります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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